そもそも、展覧会に向けて丸い平面作品を作ろうと思い立ったきっかけは、
宇宙飛行士・若田光一さんの書いた文章を読んだからだ。
宇宙空間に身を置く気持ちはどんなだろう?
ものすごく生々しい言葉で表現されていてナイス。
文章を読んだ感動をスケッチブックに描いた。
続いて、自分に身近な事に置き換えてみる。
小学生の時は宇宙飛行士になりたいと、ぼんやり思ったものだ。
ロマンチック。
学研の漫画「宇宙のひみつ」を繰り返して何度も読んだ。
宇宙飛行士は歯磨き粉を飲み込めないとダメ、だとか、
おならを我慢し過ぎたら病気になる、などの知識を仕入れた。
今作っている作品は、おウチの形をした宇宙船(Shelter)で、
ギャラリーの展示空間が宇宙という見立てで構想を練る。